Adaptec Serial Attached SCSI 48300 (aic94xx)
PCI-Xにささる SAS カード。
Linux用のドライバはAdaptecのwebサイトからダウンロードできるadp94xxとメインラインにはまだ統合されてないけどmmとかには入ってるaic94xxがあります。
で、前者は基本的にもはやメンテナンスされてない(2.6.x系の最近のkernelではbuildすらできない)し、後者はSATA attachementを認識するルーチンがまったくないのでSASデバイスしか扱えないっつーあたりで、実際につっこもうと思ってたマシンの上で使えない状況なんで寝かせてあったわけですが、すこし前にlinux-scsi MLにSATAサポートをaic94xxに追加するパッチの投稿があったので時間もようやくとれたのでさっくりとテスト。
linux-2.6.18-rc4 に scsi-misc,scsi-rc,aic94xx-sas-2.6パッチあてて(people/jejbにあるやつ)、 libataを修正してSAS adapter に SATA attachementが接続されてる時にコールできるようにすパッチあてて(8/8 に linux-ide/linux-scs MLにBrian King が投げてるヤツ)、ここで若干reject出るので手パッチして、で 8/11にlinux-scsiに投稿されたSubject: [PATCH 0/2] Add SATA support to libsas/aic94xxからはじまるパッチ2つあて、
さらに8/22に James Bottomley が投げてる修正をあてて、うんでbuild
結果、確かにSATA attachementを認識して、動き出してしまえば動くんですが
- どうもlibataのどこかの初期化でインチキしてるのかaic94xx単独で使おうとすると(他にlibataデバイスがなく最初にaic94xxが初期化される状況をつくると)kernelがこける
- ごくまれにSATA attachementの初期化に失敗する
という感じで、若干追求が必要。
とりあえず、夜中になっちまったので深追いせず、寝ました。いまのところ動いてるので負荷テストがてら、しばらくこのまんま様子見の予定です。
ちなみに、テストしてるのはこのWebやってるサーバそのもの(= Debianとかのmirrorもしてるマシン) なので、急に止まったりしたら まぁなにかおきたと思ってくださいな(わら
一応、ぱっちかためて置いておこうかな。